新潟県三条市では、2020年1月18日から21日まで初めて三条市体育文化会館を会場に開く三条市美術展(市展)の出品申し込みを、12月20日(金)まで三条市中央公民館内の市民部生涯学習課で受け付けている。
例年の市展とは大きな違いがあるので注意が必要だ。まず、これまで毎年10月の開催だったが、今回に限り1月に開催する。ことし12月1日に開館した三条市体育文化会館を会場に開館記念事業として開くために会期を遅らせた。
市展は三条市体育文化会館の建設地にあった三条市体育文化センターで開かれていたが、耐震強度不足で利用を停止、三条市体育文化会館の建設が行われていた昨年までの3年間は、三条市厚生福祉会館に会場を移して開かれた。4年ぶりに三条市体育文化センターのあった地に戻っての開催となる。
事前申し込みがあることに注意。昨年までは会場への作品搬入と同時に出品申し込みを受け付けていたが、手続きに時間がかかって混雑するため、今回は2020年1月11日が搬入日だが、それより早く12月1日から20日まで出品申し込みの受け付けを行っている。
受け付けは午前9時から午後5時まで生涯学習課で行い、出品申込書を提出し出品手数料を納めてもらっている。出品は1部門につき1人2点以内で、手数料は1点につき一般1,000円、高校生500円。
賞は各部門1点の最高賞の市展賞の下に各部門1点の体育文化会館記念賞を設け、無鑑査の要件としては市展賞と同格で扱う。ことしの市展は第15回になるが、第10回の節目のときにも第10回記念賞を設定している。
前回の出品数は前々回の266点を下回る264点にとどまった。ただでさえ各地の市展などは出品が減少傾向にあるが、照明が暗く作品展示には不向きな三条市厚生福祉会館に会場を移したことがさらに減少に拍車をかけた一面もあるようだ。
応募資格は中学生を除く15歳以上で、市内在住か通勤、通学する人と、市内の市民美術グループに所属する人、市外在住の学生で保護者が市内に在む人のいずれかに該当すること。日本画、洋画(版画を含む)、彫刻、工芸(手芸を含む)、書道、写真の6部門ある。出品に関する問い合わせは生涯学習課(0256-47-0048)へ。各部門審査員と出品規格は次の通り。
■審査員
部門 | 規格 |
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日本画 | 紙本・絹本とも枠張り表装。10号以上50号以内(長辺 53cm以上) 額縁及び吊り紐付き(ガラス・アクリル張り額不可) |
洋画 (版画を含む) |
油絵・水彩・パステル・素描。10号以上50号以内(長辺 53cm以上) 額縁及び吊り紐付き(油彩はガラス・アクリル張り額不可。その他水彩・パステル等はガラス張り額不可) |
彫刻 |
塑造・木彫・石彫・その他。100cm以内 |
工芸 (手芸を含む) |
漆芸・金工・木工・竹工・陶芸・染織・人形・七宝・紙芸・その他 |
書道 |
額又は枠張り表装。仕上がり寸法として、縦もの 245cm×90cm以内、横もの 90cm×182cm以内。てん刻は額装。刻字は 155 ?×61 cm以内(縦横自由)。重量 15kg以内 |
写真 | パネル表装のみ(額装不可) 単写真:パネルサイズ(35.6cm×43.2cm)以上(73cm×103cm)以内 ただし、写真サイズは半切又はA3以上 組写真:パネルサイズ(60cm×73cm)以上(90cm×103cm)以内 ただし、写真サイズは1枚八切り以上 |