農事組合法人新潟育苗センター(新潟市西蒲区松野尾)と関連会社の株式会社ツーワン(同所)が12月23日付けで事業を停止したのに伴い、ツーワンが運営していた燕市東太田の「ほのか」と三条市大島の「ふるふる」の2つの農産物直売所が営業をやめた。
「ほのか」は株式会社農燕クラブが2012年にオープンした。3年前に代表者が死去したのがきっかけで年末でいったん閉店したが、青果物卸売業のツーワンが土地と建物を借りる形で営業を引き継いだ。関係者によると年間約500万円の黒字が出ていたと聞いており、営業停止は寝耳に水だった。
一方、「ふるふる」は敷地と建物を所有していた新潟市の会社が2014年にオープンし、ことしに入ってツーワンが営業を引き継いだが、経営は厳しかったようだ。
「ほのか」についてはすでに取引業者から営業したいという問い合わせがあり近い将来、営業を再開できそうだ。また、負債は2社合わせて6億円を超えるという。