クリスマスイブの12月24日夜、新潟県燕市分水地区の分水商工会青年部(岡部正也部長・部員30人)は、ことしもサンタクロース事業(高野邦彦委員長)を行い、保護者から託されたクリスマスプレゼントをサンタクロースにふんして地元の子どもたちに届けた。
分水地区の保育園、幼稚園に通う子どもたちを対象に希望を募って毎年、行っている。ことしは30軒から52人分のプレゼント配達を頼まれた。サンタクロースにふんした部員と車を運転して訪問宅をナビゲートするトナカイ役の部員がペアになり、5班で手分けして回り、先に保護者から受け取ったプレゼントと、あわせて青年部からのシャンパン風炭酸飲料も一緒にプレゼントした。
青年部所有のサンタクロースの衣装に着替え、円陣を組んでイブの町へ出発。雪がないばかりかサンタクロースの衣装を着ていると汗をかくほどイブらしからぬ暖かい夜だった。
「メリークリスマス!」と玄関に現れたサンタクロースに子どもたちの目はまん丸。「ありがとうございます」とご機嫌でプレゼントを受け取った。サンタクロースは「来年も来るからいい子にしているんだよ」と、口上は「節分」に行っている鬼の出前と基本は一緒だったが、鬼には恐怖で涙の子どもたちもサンタの前ではにこにこだった。