新潟県三条市の三条商工会議所青年部(小柳明会長)は12月24日、三条市役所を訪問して国定勇人市長に令和元年度台風第19号災害義援金5万9,592円を託すとともに「2019 日本観光展 in カンボジア」に出展した事業を報告した。
小柳会長をはじめ長谷部良明副会長、結城靖博専務理事、早川滝徳三条YEG広報委員長の4人と青年部のご当地ヒーロー「燕三条戦隊カジレンジャー」2人が燕三条カジレンジャーが市役所を訪れ、小柳会長から国定市長に災害義援金の目録を手渡した。義援金は10月14日に三条市で開かれた三条マルシェで募金し、善意を募った。
「日本観光展 in カンボジア」はJNTO(日本観光局)と在カンボジア日本大使館が主催する日本へのインバウンドを促す観光見本市で、ことしで3年目。12月7、8日とカンボジアのイオンモール・センソックシティで開かれた。出展は主催団体のほかにJTB、ANA、そして三条商工会議所青年部などに限られ、2日間で過去最多の1万4,484人が来場した。
三条商工会議所青年部は、燕三条地域へのインバウンドや燕三条地域を世界へ発信しようと2016と17年はパリ、18年はロンドンでPR事業をを訪れてPR活動を行った。そうした取り組みの一環で日本観光展に出展した。カンボジアと日本は2016年に直行便で結ばれ、昨年はカンボジアから2万人以上の訪日旅行があり、今後も増加が見込まれる。
日本観光展には燕三条戦隊カジレンジャー2人を含む13人が参加し、燕三条地域7社の紹介ブースを設置。箸(はし)作り体験のワークショップ、わ部員が観光展に参加し、燕三条戦隊カジレンジャーのショー、カジレンジャーのカードの配布などを行った。
小柳会長は「大成功だった」と胸を張った。出展が少なかったので注目度が高く、ヒーロー文化のないカンボジアでは燕三条戦隊カジレンジャーも好評だった。現地人だけでなくほかの出展団体に対しても燕三条をPRするいい機会になった。
また、燕三条地域の人手不足を相談したら在カンボジア大使館から将来的には労働職業訓練省と連携した活動につながり、三条や全国でカンボジア人が専門的な技術を要する労働者として活躍できるようにJICAの専門家を紹介すると逆に提案され、三条商工会議所青年部だけでは対応できないので、三条市の協力も頼んだ。
国定市長も「研修生の話は興味がある。今はベトナムを中心にやているが、必ずしもベトナムありきではもない。ぼくらの宿題になる」と大きな成果に感心。「何よりも大盛況だったのが良かった」と喜んだ。