計画見直しの議論が高まっていた新潟県三条市に建設される県央基幹病院の有識者会議の会合が12月28日開かれ、病床数が計画の450床を下回る400床ていどでまとまったことについて三条市の国定勇人市長は「ぎりぎり及第点をいただける規模感」と受け止めた。
会合で県が350床を示したのは「あまりにも現状をとらえ切れない低過ぎる数字」としたうえで「かなり失望感を覚えたが、結果的には三条に関係する先生が400以上と随分、言っていただいて結果として400ていどに落ち着いたのは、マグネットホスピタルの機能の最低の閾値(しきいち)を考えたとしても、ぎりぎり及第点をいただける規模感と受け止める」と安堵した。
マグネットホスピタルとしては300床台と400床台とでは「全然、与える印象が違う」。今後、300床台にはならないと推測し、「そうならないように400ていどは400台ということなんですよということは申し上げたい」。
2023年度開院のスケジュール計画通りのスケジュールは
に変更がなかったことは「令和5年度(23年度)でいくと確認されたのは非常に大きかった」とし、400床なら「建物も大きな変更を加えることなくそのまま走るはず」と述べた。来年1月以降に県央地域の医療調整会議が開かれる。