新潟県加茂市で恒例の消防出初め式が1月5日行われ、加茂市民体育館で式典、商店街で市中パレード、加茂川で放水訓練で1年の無災害を願った。
出初め式は1月6日に行われることが多く、県央地域5市町村はそれに近い日曜に行い、ことしは加茂市と田上町が5日、三条市、燕市、弥彦村は1週間後の12日に行われる。
加茂市では市と加茂地域消防本部、加茂市消防団が主催し、統監を藤田明美市長、副統監を菊田直樹消防長と近藤和三団長が務め、式典に427人、放水訓練に214人が参加した。
放水訓練は加茂川の栄橋ー諏訪橋間の右岸河川敷に整列した消防ポンプ車8台と小型動力ポンプ付積載車24台が対岸に向かっていっせいに放水。うち5台は赤、緑、黄の色水放水を行った。
この時期には珍しい青空に真っ白な水のアーチを描いた。日が差すと放水の水が色鮮やかな虹をかけ、見物の市民は「きれい!」と目を見張り、スマホで何枚も写真を撮っていた。
加茂市では昨年4件の火災が発生し、前年の7件より3件減った。救急出動も前年の1,158件を下回る1,077件だった。