「寒の入り」で二十四節気の「小寒」だった1月6日も新潟県・三条は時々、青空がのぞく穏やかな陽気で、最高気温は8.5度と3月中旬並みの暖かさだった。
明け方の最低気温は2.3度。午後を中心に日が差した。昨年12月の三条の月平均気温は5.8度で、平年より1.2度高く、観測史上6番目に高く、年が明けても暖冬傾向が続いている。
三条市内では季節外れのアブラナの花が咲いている畑がある。まばらにではなく、春と同じくらいしっかりと花を咲かせている。雪の降らない関東地方なら今の時期に咲くのも珍しくないが、雪に覆われていることが多い三条では今の時期に咲くのは珍しい。
茎のてっぺんで揺れる鮮やかな黄の菜の花は春色そのもの。目を疑ってしまような光景だ。「小寒」は「冬至」から15日目で、1年で最も寒さが厳しくなる時期が始まる。予報では新潟の最高気温は7日9度、8日は11度。向こう1週間は10度近くとなっており、なお暖冬傾向は続く。