新潟県燕三条地区の燕三条青年会議所(会員71人)の第24代知野学理事長(39)は1月7日、三条市・餞心亭おゝ乃で新年度のスタートの1月例会を前に記者会見し、「存在意義の確立」をスローガンに5つの委員会組織で取り組む考えを示した。
今年度は、まちづくり委員会、未来の力委員会、日本の誇り委員会、ひとづくり委員会、オリエンテーション委員会の5つの委員会を設けた。知野理事長はそれぞれについて話した。
まちづくり委員会は、2017年度に行った燕三条市JC宣言に基づく燕三条市実現に向けた委員会。市民と連携し、地域と一体感、連携をもったまちづくり「しっかり市民の方々に示していきたい」。
未来の力委員会は、機械化、自動化、5Gに伴うIoTなどの新技術が何をもたらし、それを生かしたどんな企業やまちづくりができるかを探求する。「未来を見据えた知識を蓄えながら産業からも燕三条の魅力を、まちを豊かにするための運動を行っていきたい」。
日本の誇り委員会は、直近ではイラン革命防衛司令官の暗殺など近隣諸国でもさまざまな事件が起こっているなか、「国家観をしっかりと持てる世代経済人であるべきと感じている。国家間や日本と言うところを探求する委員会」。
残り2つは内部向けの委員会。人づくり委員会は会員拡大を兼ねている。青年会議所の運動をしっかり地域に発信して青年会議所の門を叩いてもらう。開設しているまちと人をつなぐサイトのプラットホームを引き継ぎ、「さまざまな事業、イベント、団体などと市民ををつなぐ役割も果たす」。
オリエンテーション委員会は、入会者に青年会議所とはどういったものか、活動の意義を近くで教える委員会。「学びと楽しみをもてるオリエンテーション委員会でしっかり成長の第一歩としていただきたい」。
ことしはスローガンは「存在意義の確立」を掲げた。「しっかり委員会ひとつにまとめて存在意義を示せる、そんな1年にしていきたい」。さらに「燕三条市の実現に向けての運動も行うが、それ以外の部分でもまちに還元できることは必ずある。そうした部分でもしっかり存在意義、存在価値を示していきたい」と知野理事長は抱負を語った。
また隣りまちなのに疎遠だった加茂青年会議所と連携を深めており、昨年に続いてことしの3月例会も加茂青年会議所と合同開催しようと準備を進めている。