新潟県燕市国上、道の駅「国上」で1月13日(月・祝)午後2時50分からことしも第15回になる久賀美塞の神(さいのかみ)が行われるが、ことしは一足早く塞の神がお目見えした。
塞の神は、小正月にしめ縄や正月飾りを焚(た)きあげて五穀豊穣や無病息災を祈る伝統行事。書き損じた書き初めを焚きあげると書道の腕が上がるとも言われ、道の駅「国上」では地元組織の長辰ボラティアの会の協賛で毎年行われている。
塞の神の製作は長辰ボラティアの会の担当。例年、実施前日に作ったが、せっかく苦労して作っても翌日には燃えて灰になってしまうのも、もったいない。塞の神のPRにもなればと1週間以上早い5日に製作した。
タケで骨組みを作ってから「とばあみ」と呼ぶ昔ながらワラ編みの手法でシート状に編んだワラを巻いて作る。てっぺんのタケを含めると高さは約13メートルにもなり、例年より立派な塞の神が完成した。
ことしもろうそくの奉納を受け付け、事業所と一般のろうそくを約70本受け付けており、一般の奉納は10日まで受け付けている。ことしは第15回記念特別企画して紙絵馬に願いごとと名前を書いてもらって当日、塞の神で焚きあげる。参加は無料。
焚きあげるものは1月1日から受け付けており、当日は午後1時から受け付ける。2時50分から祈とうを行って3時に塞の神に点火。甘酒のふるまいや、玉こんにゃく、福するめ、豚汁の販売もある。