1月5日に東京都・後楽園ホールで行われた「ジャパンキックボクシングフェザー級王座決定戦」で勝利し、第2代王座に就いた新潟県三条市出身のプロキックボクサー渡辺航己(こうき)選手(23)が10日午前、国定勇人三条市長を表敬訪問した。
渡辺選手は三条市の条南小学校、第一中学校、新潟県央工業高校を卒業、JMNジム(更科嘉音明会長・三条市西本成寺2)に所属。株式会社田中衡機工業所(田中康之社長・三条市福島新田)で働きなら柄2015年にプロデビューした。
ジャパンキックボクシング協会は、新日本キックボクシング協会に所属していた複数のジムが19年5月1日に設立した新団体。タイトルマッチで判定勝ちしてフェザー級チャンピオンになった。
渡辺選手はスーツを着て市役所を訪れ、顔より大きなプレートが取り付けられた豪華なチャンピオンベルトやガウンを持参し、保育園のころから空手を始め、高校1年の冬に友だちに誘われたのがきっかけでキックボクシングを始めたことなどを話した。
タイトルマッチから5日とあってまだ目の周りは赤くはれて痛々しく、「防衛はもちろん、ほかの団体とも交流していきたい」と抱負を話した。国定市長は渡辺選手のこぶしをさわるなど興味津々。世界大会へのスタートラインに立ったことにもなり、「すごいですね。開かれた未来が待ってますよね」と活躍に期待した。
正面玄関で渡辺選手を拍手やクラッカーで出迎えた女性職員は「イケメン」。見送りではガウンを羽織った渡辺選手に黄色い歓声が上がっていた。