新潟県三条市下保内、道の駅「庭園の郷 保内」は13日(月・祝)、十日町市で1月に開かれる節季市、通称「チンコロ市」に並ぶ縁起物のチンコロを販売する。
十日町市では、毎年1月10日、15日、20日、25日に市内の諏訪町でチンコロ市が開かれる。冬の農閑期に農業の副業としてタケやわらで作る生活用品や民芸品を持ち寄る節季市で、江戸時代から開かれている。
そのなかでも人気なのが、シンコ(新粉)とも呼ぶ米粉を原料に子犬などをかたどった縁起物の「チンコロ」。蒸して練り上げ、食紅で色を付けたものと合わせて作る。名前の由来となっている子犬をはじめ、小動物やその年のえとが作られる。
道の駅「庭園の郷 保内」は昨年、初めてこのチンコロを販売した。販売したのチンコロは、十日町市出身で夫の実家のある三条市に住んだことがあり今は新潟市西区に住む5代目・田齋忍さん(40)が作った。本来なら十日町市へ出向かなければ入手できないこともあって評判を呼び、販売当日は瞬殺であっという間に行列に並んだ人の分だけで30分足らずで完売した。
1個300円で販売。今回もすぐに売れきれる可能性があるので、午前8時45分から整理券を配布し、10時から販売。購入は1人3個までに限る。問い合わせはの駅「庭園の郷 保内」(電話:0256-38-7276)へ。