小正月にろうそくをともし続けて願い込めて献灯祭 (2020.1.14)

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小正月にかけて前夜からろうそくをともし続けて商売繁盛や家内安全を祈る新潟県三条市の八幡宮(藤崎重康宮司)の献灯祭を前に1月14日、境内は朝からその準備がせわしない。

献灯祭の準備が進む八幡宮
献灯祭の準備が進む八幡宮

14日午後7時から八幡宮拝殿で神事が行われ、奉納されたろうそくに点火。続いて拝殿奥に建つ金山神社拝殿でも神事のあと点火が行われる。

八幡宮拝殿には、5貫目(約18.7kg)34本、3貫目(約11.2kg)1本の計35本の奉納した社名などが書かれた和ろうそくが並ぶ。金山神社拝殿には650匁(約2.4キロ)。

拝殿裏手には焼納場が設置され、14日は朝からしめ縄や縁起物を手にした市民が次々と訪れ、境内は露店商が出店の準備を進めている。

拝殿にもろうそくが並ぶ
拝殿にもろうそくが並ぶ

ことしは暖冬で、14日の明け方の最低気温は2.0度、午前11時までの最高気温は6.2度と今の時期としては暖かい。真冬の行事だけに雪や氷のイメージが重り、「なんか献灯祭っぽくない」と話す人もいる。

ただ、参拝には長い行列ができるのがふつうで、参拝は厳寒を耐えなければならないが、ことしはほどほどの防寒対策ですみそうだ。


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