「節分」の2月3日に三条市・法華宗総本山「本成寺」(門谷日悠貫首)で行われる節分会の鬼踊りを大迫力の砂かぶりの指定席で鑑賞してもらおうと昨年に続いて有料の指定席の販売を開始した。
指定席は最前列の特別指定席がおとな限定で奉納金3,500円、指定席がおとな3,000円、小学生以下の子ども1,500円、特別指定席は子どもをひざに乗せての見学はできない。おとなの指定席はひざの上で見学する幼児は無料。特別指定席には厄除けの札と鬼にぶつける升豆、くじの入った福豆が付き、指定席のおとなは札と升豆、子どもは鬼っぱらい豆とこどもまもりが付く。
午前11時からと午後2時からの2回行われるが、2回とも指定席は全部で約180席で、うち28席から30席が特別指定席になる。前売りで完売にならなければそれぞれ500円増しで当日販売する。
昨年、初めて有料席を設け、本番1週間前から一律2,000円で約130席を販売して即日、完売した。利用者にも好評だったことから、ことしも有料席を設けることにした。
鬼踊りは本堂の奥から見て外陣の正面と左右の三方に舞台を設ける。昨年は正面舞台付近の広いスペースのなかで一般の参拝者にまじって有料席の人も自分で場所を決めて座ってもらったが、ことしは正面の舞台に最前列から文字通り指定した位置に座ってもらう。
まさに大相撲の砂かぶりのように間近で鬼を見ることができる。ただ、鬼は視野が狭く、最前列は鬼の道具がぶつかったりして危険なこともあり、特別指定席は子どもをひざにのせるのも不可にした。
席数は昨年より50席増え、昨年に続いてそれまで内陣だけで行った木剣を打ち鳴らすおはらいを指定席のある正面の外陣まで入って行う。
ことしは指定席のチケットの販売を旅行代理店の近畿日本ツーリストに委託した。チケットの購入はネットで近畿日本ツーリストのホームページ「迫力満点!日本三大「鬼おどり」法華宗総本山 本成寺で節分大祈願!」のページからオンラインで申し込むか、本成寺が用意している用紙に記入して近畿日本ツーリストにファクシミリ送信する。問い合わせは近畿日本ツーリスト関東燕三条営業所(電話:0256-61-3000)へ。