結成して10年になる新潟県三条市のソプラノの加々見郁子さんとピアノの佐々木さやかさんのデュオ「ラ・チュール」の「うたごえ喫茶ー番外編ー結成十周年ありがとうコンサート」が1月23日、三条東公民館で開かれ、定員いっぱいの80人が来場してふたりの演奏を聴き、一緒に歌って音楽の楽しさを満喫した。
加々見さんは昭和音楽大学声楽科、佐々木さんは東京音楽大学大学院修士課程音楽教育専攻に学んだ。2009年にこども園の未就学親子の集いで出会ってママ友になり、翌年、一緒に演奏活動を始めた。
毎月、三条市内で開かれている歌声喫茶でリーダーや伴奏を担当することもあり、10周年を祝ってふたりの演奏をたっぷり聴こうと、うたごえ喫茶実行委員会の主催。ふたりで9人の子どもを育てながら10年間、活動を続けられた家族や周囲に対する感謝の気持ちも込めて企画した。
クラシックから現代曲、ミュージカルにピアノソロも加えて演奏。来場者の多くは歌声喫茶常連の女性で、演奏に聴き入るだけでなく「翼をください」や「糸」を一緒に合唱して楽しんだ。