新潟県加茂市の加茂文化会館は1月23日から27日までの5日間、毎年恒例の第34回新春美術展を開き、加茂市から昨年の新潟県美術展覧会(県展)と県芸術美術展(芸展)で加茂市から入選以上となった作品と芸展会員作品、加茂市美術展(市展)で入賞した作品の合わせて58点を一堂に集めてロビーに展示している。
前年に加茂市から芸術分野で活躍した人たちの作品を鑑賞して活躍を振り返ってもらおうと毎年、開いている展覧会。部門別では日本画13点、洋画6点、彫刻2点、工芸6点、書道12点、写真18点を展示し、合計では昨年より1点だけ少ない。
目立った活躍では、日本画で大矢義夫さん(加茂市青海町2)が「気配」で芸展会員賞を受賞。芸展奨励賞を洋画で亀山良子さん(矢立)の「space」、書道で近藤水碧さん(八幡2)の「秋思」、写真で新井勝義さん(都ヶ丘)の「ホッとするひととき」と長谷川明さん(寿町)の「稜線烈風」がそれぞれ受賞している。
あわせて加茂いけばな協会によるいけばな展も開き、草月流、小原流、古流松藤会、宏道流、北斗流の作品6点を展示。また、1月26日は午後1時15分から大ホールで加茂市・新潟箏曲理音会主催の「〜寿ぎの音〜加茂新春コンサート」が開かれ、尺八と打楽器のジョン・海山・ネプチューンさん、琴の高橋理香さん、ビブラホンの浜田均さんをはじめ、加茂邦楽こども教室、三条東高校琴部、新潟新潟箏曲理音会が演奏を披露する。
新春美術展は午前9時から午後5時まで開場、最終日27日は午後3時まで。鑑賞は無料。問い合わせは同文化会館(電話:0256-53-0842、電子メール:bunka@city.kamo.niigata.jp)へ。