新潟県警の加茂署と捜査第一課、機動捜査隊は1月24日午前4時39分、母親の死体を遺棄した疑いで同居していた50歳代の男を逮捕した。
逮捕されたのは、住居不定の無職佐藤藤平容疑者(54)。佐藤容疑者は母の佐藤セエさん(87)と加茂市寿町地内で2人暮らしだった。
佐藤容疑者は死亡したセエさんを埋葬しなければならない義務があるのに、セエさんが遺体で発見された1月22日午後1時23分ごろまでの間、その遺体を自宅に放置してどこかへ立ち去り、遺棄した。
司法解剖の結果、死後1、2週間たっていたとみられる。死因は特定できなかったが、外傷や窒息、骨折など見られなかった。
自宅に新聞がたまっているのを不審に思った新聞配達員が地区の人に話し、そこから加茂市役所へ連絡。さらに警察に通報し、市役所職員と警察官が自宅へ出向いて遺体を発見した。遺体は台所の床に倒れていた。
佐藤容疑者は23日夜、新潟市内にいるところを発見された。佐藤容疑者は容疑を認めており、動機などを捜査している。