中国で新型コロナウイルスの感染による被害が広がるなか、3月22日(日)に中国の重慶市で開かれる2020年重慶国際マラソンに出場する日中合同チームへの選手派遣を予定している新潟県三条市は、現地の情報を収集している。
昨年6月、三条市が重慶市巴南区と友好都市を提携したのを記念して友好都市提携記念して重慶国際マラソンに日中合同チームに初めて三条市からも参加者を派遣することにした。
感染拡大を防ぐため大会の中止も予想される。中国駐新潟総領事館を通じて大会開催の見通しなどを照会しているが、中国は1月24日から30日まで春節の正月休みに入っているので、情報を得ることができない。感染拡大の影響で中国政府は2月2日までに3日延長したので、さらに確認がとれるのは先になる。
湖北省の武漢市が新型コロナウイルスの発生源とされるが、1994年から三条市と友好都市の鄂州(がくしゅう)市は武漢市の南東に接する。武漢市が1月23日から市内の公共交通機関を運休し、鉄道駅と空港を閉鎖したのに続き、翌24日から鄂州市など湖北省10都市が同様の措置をとっている。
三条市と鄂州(がくしゅう)市は交互に青少年を派遣しており、昨年は三条市の中学生を鄂州市に派遣した。順番ではことしは鄂州市が三条市へ派遣する可能性があるが、その事業にも影響しそうだ。