新潟県・三条の1月の平均気温は、平年値の1.7度より3度以上も高い4.8度で、これまで最高だった2007年の3.9度を実に0.9度も上回る観測史上最高を更新した。12月の平年値の4.6度さえ上回り、3月の平年値の5.0度に迫る異常な高温だった。
日照時間も60.5時間で、観測史上6番目に長く、2010年まで24年間の平均48.6時間の約1.25倍だった。雪も降らなかったが、降水量は182.5ミリで平年の204.2ミリより1割ほど少なかっただけで、降っても気温が高かったので雪にならなかったことがわかる。
1月からフキノトウが芽を出したり、ウメがつぼみをふくらませたり。地元では例年なら4月の終わりごろに咲くスイセンもすでに芽を出し、早ければ2月中、遅くとも3月には開花しそうな勢いで、春は一足早いどころでない記録的な前倒しでやってきている。