2月3日の「節分」より一足早く新潟県燕市米納津、曹洞宗補陀山「安楽寺」(石村裕憲住職)で2日、恒例の節分会の豆まきが行われ、米納津の集落から100人を超える参拝者が訪れてにぎわやかに行われた。
子どもたちが寺を訪れるきっかになる楽しい行事をと、20年ほど前に先代の住職が豆まきを始めた。当初は十数人の参加しかなかったが、今では毎年100人前後を集める地域に欠かせない年中行事になっている
午前11時から本堂で行い、石村住職を導師に3人の伴僧とともに経典を空中にぱらぱらと広げるなどして般若心経を唱え、教典で参拝者の頭や肩をたたいて厄払いし、はらい清めていよいよ豆まきに。太鼓の音を合図に赤、青、緑など信者が演じる6匹の鬼が登場した。
金棒などの道具を振りかざし、「うおーっ!」と大声を上げていかくした。大泣きする子ども多く、中にはお姉さんに顔をうずめっぱなしで鬼を見ることもできない女の子もいた。
ころ合いを見計らって鬼退治の部位の殻付きナンキン豆を配布した。しかしナンキン豆で鬼を芸対するよりもナンキン豆の確保に一生懸命。それでも鬼たちは予定通り退散し、一件落着。その後は恒例で寄進された材料で調理した昔懐かしい甘いカレーライスを味わった。