「立春寒波」で2月6日の新潟県・三条は明け方に−3.6度まで気温が下がり、12月9日の−2.6度を下回る今シーズン最低、いちばんの厳しい冷え込みになった。
午後4時までの最高気温は0.2で真冬日は免れた。前日5日に続いて北西の風が強かったが、日中はしだいに弱まっていった。瞬間最大風速は未明の13.4メートル。日中は青空が広がったが、毎正時の気温は氷点下が続いた。
前夜からの雪がうっすらと積もり、水たまりの水は日中も凍ったまま。燕三条駅前では、歩道の低木の枝が氷に包まれ、つららを下げていた。消雪パイプから出た水が道路に大きな水たまりをつくり、車が通るたびに跳ね上がる水を低木がかぶって凍り、固まったもの。日差しを透かしてきらきら輝き、アートのような冬の風物詩だ。
新潟地方気象台の6日午前10時51分の発表では、中越と上越は引き続き6日夕方にかけて大雪による交通障害に注意を呼びかけている。日本付近は冬型の気圧配置となっているが、しだいに緩む。
大雪のピークは過ぎたが、このあとも7日にかけて降雪が続く。7日正午までに予想される24時間降雪量は、多い所で、下越で平地20センチ、山沿い25センチ、中越で平地40センチ、山沿い40センチ、上越で平地10センチ、山沿い20センチ、佐渡で5センチ。
6日午前10時までの24時間降雪量は、妙高市関山76センチ、津南69センチ、湯沢53センチ、10時現在の積雪の深さは津南91センチ、妙高市関山72センチ、湯沢56センチなどとなっている。