三条市体育文化会館開館記念事業として2月15日(土)午後1時半から同会館で三条市でもおなじみの世界で活躍するチェリスト、水谷川優子さんによる開館記念コンサートが開かれる。
水谷川さんは「交響楽団の祖」と呼ばれる祖父、近衛秀麿の遺志を継ぎ5歳でチェロを始める。桐朋学園女子高等学校音楽科卒業、同大学ディプロマコースを経て、ザルツブルク・モーツアルテウム音楽院を首席で卒業し、同大学院修士修了マギスターの称号を得た。
世界で演奏活動に行い、国内外のコンクールで優勝など数多くの入賞を果たしている。現在は日本とドイツに拠点を置いて世界各地の音楽祭にソロや室内楽奏者として招かれて高い評価を獲得。エジプトやヨルダンでもオーケストラと共演、マスタークラスも行っている。
今回は2005年のショパン国際ピアノコンクールで4位入賞のピアニスト山本貴志さんと共演。山本さんは「ポーランドの魂(こころ)を伝えるピアニスト」として注目を集める。1983年長野県出身、2002年制明女子高等学校音楽科を首席卒業後、ソリストディプロマコースで学んだ。08年ワルシャワ・ショパン音楽アカデミーを首席で卒業し、現在はポーランドの首都ワルシャワに住む。最新アルバムは9人の作曲家による夢の世界を描いた「Breaming」。
水谷川さんの活動をサポートする「Enne(エンネ)倶楽部」の主催で何度も三条市で演奏活動を行っており、三条での公演は今回で11回目。三条市の主催でも2018年の「きっかけの一歩 地域デビューコンサート」に出演している。
チケットは前売り2,000円、当日2,500円で全席自由。前売り券は三条市体育文化会館をはじめ三条市中央公民館、三条東公民館、栄え公民館、下田公民館で扱っている。問い合わせは三条市体育文化会館(電話:0256-36-0700)へ。