新潟県長岡市上の原町の長岡市栃尾美術館で2月24日(月・祝)まで全国中学校美術部作品展「第13回アートグランプリ in SAKAI」長岡巡回展が開かれており、国内最高峰の中学生の絵画が並んでいる。
アートグランプリは、大阪府堺市で毎年開かれている全国初の中学校美術部の全国大会。1月の本展に続き、全国5会場で巡回展が行われている。栃尾美術館は第7回から毎年、長岡巡回展として会場のひとつになっている。
ことしは全国337校から合わせて3,715作品の応募があった。そのなかから選ばれた文部大臣賞をはじめ入賞作品37点と県内中学生の佳作作品4点の41点を展示している
身近な学校生活をテーマにした作品が多く、自身を投影した作品、将来に対する漠然とした不安、父の実家に帰省したときの風景、自分の好きなものを集約するなど、作品は多様だ。中学生ながら全国トップレベルとあって見応えのある作品ばかり。とくに美術に親しむ子どもたちには大きな刺激やモチベーションを与えてくれるはずだ。
あわせて24日まで栃尾の園児たちの絵画や工作約240点を展示した「ふるさとのこどもたち展」と1階ギャラリーで「小さなアール・ブリュット展」も開かれている。いずれも観覧無料。午前9時から午後5時まで開館、月曜は休館日だが、24日は開館。問い合わせは長岡市栃尾美術館(電話:0258-53-6300)へ。