新潟県三条市の「三条マルシェ」が2月16日、初めて三条市体育文化会館を会場に開かれた。時折、小雨が降る天気にもかかわらず2万0,100人の人出でにぎわった。
2月の三条マルシェは、これまで三条市厚生福祉会館と三条市役所低層棟下を会場にしてきたが、今回は昨年12月に開館したばかりの三条市体育文化会館を初めて会場に開いた。鍋料理の人気投票コンテストに参加した20店を含め72店が出店した。
鍋グランプリは調理が必要な飲食は建物前の屋外スペースに出店し、それ以外はアリーナに出店。アリーナにはステージを設けて音楽やダンス、ヒーローショー、それに味当てタイトルマッチや三条マルシェ実行委員会が創造した二次元キャラクター「鍛冶ガール」の披露などを行った。
マルチホールでは「しかけ絵本コンクール」の表彰発表や講演会に続いて音楽イベントを行ったほか、マルチルームではeスポーツが体験できるコーナーも設置し、会場の機能を生かしたさまざまな企画で来場者を楽しませた。
人気を集めたのはやはり鍋グランプリ。鍋と言ってもボルシチやミネストローネから菓子やラーメンも。各店とも1枚300円のチケットで食べられ、4枚つづり1,000円のお得なチケットもあり、来場者は雨のなか傘を差して行列に並び、各店自慢の鍋料理をはしごした。
鍋グランプリは、もつ焼 多しろ「多しろの裏もつ煮込み」が受賞したほか、三条市長賞を侍ラーメンの「侍特製どろたま鍋」、三条市体育文化会館館長賞を鈴家の「富山のカニカニ鍋」、佐藤ひらり賞を韓さらんの「ガムジャタン」、実行委員長賞をさんきゅう♪オムライスの「豚汁」がそれぞれ受賞した。