アウトドアブランドのスノーピーク(山井太代表取締役社長・本社:新潟県三条市)は2月20日、熊本県人吉市(松岡隼人市長)との間で包括連携協定を締結したと発表した。スノーピークが取り組む地方創生の一環で、地方自治体との包括連携協定締結はこれで13例目。
人吉市は、市の中央部を流れる日本三急流のひとつ、球磨川の豊かな水源に加え、神社や仏閣など重要文化財が点在する。落ち着いた城下町のたたずまいを残す観光名所として知られる。
一方で地域のコミュニケーションやイノベーションの活性化を促進し、新たなワークスタイルやコミュニケーションの創出を目的に2019年7月、人吉市まち・ひと・しごと総合交流館に「Camping Office osoto Hitoyoshi」を開設した。
この施設は、スノーピーク子会社でキャンピングオフィス事業を手がける株式会社スノーピークビジネスソリューションズ(村瀬亮代表取締役・本社:愛知県岡崎市)が提案する新しいワークスタイルを取り入れ、コワーキングスペース、イベントスペースとして一般開放している。
スノーピークビジネスソリューションズはこの施設を通じて、企業やフリーランスとのコラボレーション創出、地域の人たちとの交流の場づくりに協力してきた。
今回の包括連携協定締結を機に、アウトドアの知見を生かしたライフスタイルやワークスタイルを提案し、自然資源のさらなる有効活用、まちのにぎわいづくり、教育、防災など、さまざまな活動で連携、協力を促進していく。今回の協定の連携項目は次の通り。
「人吉市と株式会社スノーピークとの地方創生に係る包括連携協定」連携項目