新潟県加茂市に住む郵便局勤務の40代男性が新型コロナウイルスに感染しているのが確認されたこを受けて藤田明美加茂市長は、2日午後8時から記者会見して加茂市の対応を発表した。

これまで市内すべての小中学校を3月4日から春休み終了まで休校としていたが、1日前倒しして3日からの休校にした。3日の予定だった中学校の卒業式は小学校と同じ25日に延期し、午前は小学校、午後から中学校の卒業式を行う。

小学校は3日に限り家庭でやむを得ない事情がある場合は、午後1時半まで自主登校を認めるので、登校する場合は弁当を持参する。1時半以降は児童館で受け入れる。4日以降は家庭でやむを得ない事情があれば児童館で午前8時から午後6時半まで受け入れる。弁当持参で期間を通して1,500円の費用が必要。

　市立保育園は通常どおり開所するが、できる限り家庭で過ごすことを勧める。市役所を除く市内28の公共施設は、3日から15日まで、月曜休館の施設は16日まで閉館する。

イベントは、市内外から不特定多数の入場が見込まれる、高齢者や小さな子どもが多く集まるものは中止か延期する。 3月16日以降のものは状況を見て判断し、決まったものからホームページに掲載する。

マスクの品薄状態が続いているため、加茂市が備蓄する子供用・女性用マスクを2日、市内の市立・私立保育園、認定こども園、私立幼稚園と市内7つの小学校に届けた。全園児・児童1人に60枚入り1箱を配布する。

未就園児や市外の小学校に通う生徒にも1人1箱を配布する。希望する人は市役所3階総務課へ受け取りに行く。

藤田市長は市民に対し、「風邪や季節性インフルエンザと同様に一人ひとりのせきエチケットや手洗いを励行し、人ごみの多い場所を避けるなどいっそうの感染症対策に努めてほしい」と求めた。

■加茂市　市内臨時休館について