新潟県内で初めて新型コロナウイルスの感染が確認された東京から新潟市秋葉区に帰省した60代男性と濃厚接触した29人の検査の結果、2日、新たに4人の感染がわかった。そのうちひとりは三条市の三条郵便局に勤務し、加茂市に住む40代男性。県央地域は一気に緊迫感が高まり、加茂市や三条市は対応に追われた。
男性は2月20日、新潟市秋葉区で1例目の男性と濃厚接触があった。25日夜になって発熱し、26日、27日と三条市・済生会三条病院の内科を受診し、3月1日には長岡市・長岡赤十字病院を受診。2日になって陽性とわかった。
男性は三条郵便局で集配業務に携わっている。男性は入院中。三条郵便局は、2日午後3時ごろ、入り口に「業務一部休止のお知らせ」を掲示し、2日から当面、窓口業務を休止することにした。
今後は三条保健所の指導で濃厚接触者を洗い出し、男性の行動履歴を確認して、局内の消毒を実施。男性との濃厚接触者に該当する社員は、陰性が確認されるまで自宅待機。消毒作業が終わり、安全が確認できたら再開する。お知らせの内容は次の通り。
【業務一部休止のお知らせ】
今般、三条郵便局において郵便集配業務に従事する社員1名が、新型コロナウイルスの検査を受けたところ、陽性であることが判明しました。
当該社員につきましては、既に入院しております。さらに、三条保健所からご指導いただき、濃厚接触者の洗い出しを行うとともに行動履歴を確認して、局内の消毒を実施いたします。
濃厚接触者に該当する社員につきましては、新型コロナウイルスへの感染が陰性であることが明確となるまで、自宅待機をさせております。 日頃からご利用いただくお客さまへの感染の拡大を防ぐため、本日3月2日から当面の間、窓口業務を休止させていただきます。消毒作業が終了し、安全が確認できたところで再開させていただきたいと存じます。
ご利用のお客さまには、ご心配やご不便をおかけいたしますが、ご理解、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
2020年3月2日
三条郵便局局長 傘木 嘉治