新潟県三条市下田地区の農家に生まれ、消防士として働きながらシンガーソングライターとして年に70本ものライブをこなす「一本道スヂオ」こと熊倉善幸さん(42)は、3月8日午後7時から三条市東裏館2、ライブスペース「楽道」で無観客RKDライブを行い、そのようすを生配信する。
ギターの弾き語りでオリジナル曲を中心に配信する。完成まもない新曲「五輪峠」も披露する。熊倉さんの家の前には峠道「五輪峠」がある。地元下田産のサツマイモを使った芋焼酎「五輪峠」のPRにと曲をつくった。歌詞には昨年、亡くなった祖母から聞いた話も込めている。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全国でイベントが中止、延期されている。熊倉さんが出演予定だったライブも例外ではなく、3月は予定していた6本のライブがすべて中止になった。4月のライブもすでにキャンセルの連絡が入り始めている。
とくにライブハウスがクラスターとなって感染拡大に拍車をかけているイメージが広がり、風当たりが強い。中止は仕方ないとしても、ほかにライブを自分も客も楽しめる方法はないかと、無観客ライブを思いついた。
ネットで配信すれば感染の恐れはゼロ。熊倉さんは「家に閉じこもりがちになっている人も安心してディスプレー越しにライブを楽しんで気晴らししてほしい」と視聴を呼びかけている。
生配信はケンオー・ドットコムが協力し、ケンオー・ドットコムのYouTubeチャンネルで行う。アドレスは「https://www.youtube.com/user/kenohcom/live」。Super Chat機能で投げ銭もできる。