国定勇人三条市長は3月11日、定例記者会見を行い、新型コロナウイルス感染症に関連して小、中学校などの卒業式を24日(火)に規模も縮小せずに行うことや、イベント実施などの方針を策定したことなどについて話した。

卒業式は今月3日からの臨時休校に伴って判断を保留していたが、このほど定めた「新型コロナウイルス感染症に係るイベント実施、施設利用等の対応方針（暫定版）」に基づいて24日の実施を決めた。

午前は小学校の卒業式と義務教育学校前期課程の修了式、午後は中学校卒業式と義務教育学校卒業式を行う。卒業式等の前日の23日は登校日として式の練習、式場準備などを行う。とくに規模は縮小せず、例年どおりの規模で実施する。状況に変化があったら必要に応じて再度、検討する。

9日に政府の専門家会議がスポーツや文化イベントの自粛や学校のいっせい休校を19日まで延長するよう求めたことなどを受け、三条市でも15日までとしていたイベントの自粛などを19日までに延長する。

新型コロナウイルス感染症に関する対応方針については三条市の公共施設の感染リスクを滞在時間と密集度によって4つに分類し、それを「市内未発生期」、「市内発生早期」、「市内感染拡大期」と3種類の感染状況による対応方針を定めた。

これについては国定市長のブログ「三条市長日記」に11日に掲載した記事「新型コロナウィルス感染症に係る新たな暫定的考え方の提示を行いました。」に詳しい。「紐帯（ちゅうたい）関係の強弱」という表現で卒業式の実施を決めた判断を詳しく説明している。

このほかには2021年度開学予定の大学をこれまでの仮称「三条技能創造大学」から「三条市立大学」、英語名「Sanjo City University」と変更した。「技能創造」では専門職大学や職業能力開発大学校と印象を与えかねず、三条市の公立大学であることを表すようにした。

三条看護・医療・歯科衛生専門学校竣工式と内覧会を3月29日(日)に開催。新三条市一般廃棄物最終処分場竣工式と内覧会も3月29日(日)に開催。障害者支援施設「さくら」と「きずな工房」が4月1日(水)にオープン。4月1日から福祉課福祉・公営住宅係に「ひきこもり相談窓口」（電話相談：0256-34-5435）を開設。5月16日(土)に三条市・越後長野温泉「嵐渓荘」で第5期叡王戦第三局が開催。3月25日(水)に栄サービスセンターに小中学生らが提供した牛乳パック遊具でキッズコーナーを設置する。

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• 令和2年3月11日(水曜日)市長記者会見（新しいウィンドウで開く)