新潟県燕市の吉田本町(よしだもとまち)地区を中心にブランドキュウリ「もとまちきゅうり」を生産、共同出荷する本町そ菜出荷組合(加藤達男組合長)は、新型コロナウイルス感染症による臨時休校で自宅で過ごしている子どもたちにキュウリで元気を届けようと、燕市の学校給食に「もとまちきゅうり」を1箱50本入りを30箱、1,500本を寄付する。
3月10日、加藤組合長をはじめ組合員ら6人が燕市役所を訪れ、加藤組合長から鈴木力市長に寄付の目録を手渡した。加藤組合長は「学校が休みになってまわりの子どもを見てるとかいわそうかなと思い、子どもたちが元気を取り戻してほしいという気持ちを込めて」と寄付に込めた思いを話した。
学校が再開したらもとまちきゅうりを届け、学校給食の献立に利用してもらう。4月19日はごろ合わせで「良いきゅうりの日」で、毎月19日が記念日なので、記念日にあわせて届けることにしている。
「もとまちきゅうり」は新潟県内で最も出荷が早いキュウリ。ことしは暖冬だったので、昨年より4日早く2月24日に共選出荷を始めた。皮が薄く、柔らかくでジューシーな食感で年々、人気が高まっている。鈴木市長は「“燕の春はもとまちきゅうりから”でいきますよ」とキャッチフレーズを提案していた。