新潟県燕市は、成人式を行う予定だった3月15日、ホームページで鈴木力燕市長から新成人へのメッセージを公開した。
燕市は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために成人式を延期。具体的な日程は検討中だが、11月の開催を予定している。半年以上先になり、そのころにはすでに21歳になっている人も多く、本来の開催日に鈴木市長からメッセージを届けようとYouTubeで動画配信することにした。
市役所市長室で収録した約5分間のメッセージ。鈴木市長は成人式の延期に「皆さんの健康を守ることを第一に考えた措置」と理解を求め、昨年秋から放送されたテレビドラマ「同期のサクラ」に登場する“じいちゃんのファックス”の言葉を「毎回、心を打たれた」と紹介する。
新成人がいちばん楽しみにしていたであろう同級生との再会の代わる交流の場として、成人式実行委員会がSNS上で同窓会をやろうとハッシュタグ「#燕市成人式2020」で投稿を呼びかけていることを紹介。11月の成人式までに「この新型コロナウイルスの感染症拡大が沈静化していることをみんなで祈りましょう」と結んでいる。