都市と農山漁村の共生・対流推進会議「オーライ!ニッポン会議」が主催する第17回オーライ!ニッポン大賞の審査結果がこのほど発表され、新潟県三条市の下田地域で活動するNPOソーシャルファームさんじょう(柴山昌彦理事長)が「オーライ!ニッポン大賞 審査委員会長賞」を受賞した。
全国から93件の応募があり、内閣総理大臣賞のグランプリ1件をはじめ、大賞3件、ソーシャルファームさんじょうが受賞した審査委員会長賞3件、ライフスタイル賞4件の合わせて11件の受賞が決まった。
「オーライ!ニッポン大賞」は、都市と農山漁村を往来する新たなライフスタイルの普及や定着化を図るため、日本各地で都市と農山漁村の交流を盛んにする活動に積極的に取り組んでいる団体、個人を表彰している。
NPOソーシャルファームさんじょうは、農業を核とした人財育成と新たな発想や共通価値を想像することで、経済的社会的利益を生み出すことを目指す。三条市地域おこし協力隊を受け入れ、隊員の活動を支援しながら多様なイベント、スポーツ合宿、棚田再生などに取り組む。
滞在型職業訓練施設“しただ塾”を開講し、観光やアウトドアをテーマに人財育成を実施。名産のサツマイモの地元農家と連携し芋焼酎「五輪峠」の商品化に取り組み、半農半バスケットの3人制プロチーム「SANJO BEATERS.EXE(三条ビーターズドットエグゼ)」を発足させるなどユニークな取り組みを展開している。
また、3月24日に予定されていた表彰式は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策で中止になった。