新型コロナウイルスの感染拡大で「春分の日」の3月20日に予定して成人式を延期していた新潟県三条市は、8カ月後の11月22日(日)に燕三条地場産業振興センターで開催することに決めた。
成人式は感染リスクが高い密閉、密集、密接の3条件がそろっている。延期後の日程は大型連休から秋までの間で数パターンを想定して検討したが、大型連休ごろでは感染が収束していない可能性があり、夏はすでに新成人の女性の多くが予約しているであろう振り袖を着るには暑すぎる。
そうした複合的な要素を検討して11月22日が最適と判断した。ただし感染の状況によっては必要に応じて日程を再度、検討する。
午後1時開式で対象は1999年4月1日から1年間に生まれた1,087人で前年比37人増。対象者には延期後の日程をはがきで知らせるほか、10月中旬にあらためて案内を送る。
三条市は市内の三条郵便局に勤務する加茂市民の新型コロナウイルス感染がわかった3月2日に成人式の延期を決めていた。燕市は3月15日に開く予定だった成人式の延期を2月27日に決めたが、25日現在、延期後の日程にまだ決まっていない。
加茂市は5月3日の予定だったが9月20日に延期。田上町は6月7日の予定を11月22日に延期。毎年8月15日に成人式を行っている弥彦村はまだ延期は検討していない。ちなみに11月22日は「いい夫婦の日」。