新潟県燕市は3月27日、新型コロナウイルス感染症対策ととして大規模感染の重大局面を迎えている首都圏や阪神圏への市職員の出張を4月12日まで原則、見合わせることなどを決めた。
隣接する三条市は前日26日に東京都への市職員の往来禁止を決めたが、燕市は対象地域を首都圏や阪神圏と範囲を広げた。一方、三条市はプライベートでも職員やその家族、知人に往来の自粛を要請したが、燕市は公務以外には踏み込んでいない。
さらに4月1日から公共施設の利用を再開、小中学校を4月6日から順に再開する。3月初めから休館している公共施設は、4月1日から感染予防対策を講じて開館する。ただし、「3つの密」が排除しにくい燕市吉田トレーニングセンター「ビジョンよしだ」全館、燕市民体育館と分水総合体育館のトレーニング施設などは休館を延長。ほかにも「3つの密」が重なる場合は利用の自粛を求めることがある。
休校している市内小中学校は、文部科学省が示した「新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン」を踏まえ、各校の計画通り4月6日から順に再開する。