新潟県三条市は東京都の小池百合子知事が東京都は「感染爆発の重大局面」にあるという認識を示したのを受けて3月31日、東京都に住む人の市内公共施設の利用を許可しないことを決めた。
先に作成した「新型コロナウイルス感染症に係るイベント実施、施設利用等の対応方針」を改定したもの。新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が3月19日に行ったの提言を踏まえ、「感染が急速に広まりそうな局面」にある「地域」の人は、その危機を乗り越えられるまでの期間に限って市内の公共施設の利用を許可しないことにした。
今回の、許可しない対象となったのが東京都。小池都知事が3月25日に東京都は「感染爆発の重大局面」にあるとしたのが理由で、都が外出の自粛などを求めた4月12日でとした。東京都以外でも同様に感染爆発に至りそうな曲目になれば対象に加える。
三条市は3月26日、いちはやく職員の東京都との職務上の往来禁止の措置をとっている。新型コロナウイルスの影響で公共施設の利用者を市民に限っている自治体はあるが、特定の地域を対象に利用を許可しないのは珍しい。
三条市は31日夕方までに市内公共施設に「重要なお知らせ」として「感染が急速に広まりそうな局面」にある地域の居住者の施設の利用を禁止し、該当地域が東京都とある紙を掲示した。
そのほかに改定では、専門家会議の提言を踏まえ、施設利用等の可否を判断する際の「3つの条件」の該当性を整理した。