燕市公共施設の利用を再開 濃厚接触者の追跡用に利用書を記入 (2020.4.2)

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新潟県燕市は4月1日、それまで新型コロナウイルス感染拡大防止のため閉館していた公共施設を一部を除いて開館した。

利用前に手指を除菌し個人利用書に記入する燕市体育センター
利用前に手指を除菌し個人利用書に記入する燕市体育センター

公共施設は当初、3月5日から15日までの閉館の予定だったが、16日以降も閉館を継続していた。3月26日に新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、燕市民の生活圏域である新潟市の感染が落ち着きを見せていることから再開を決めた。

ただし、いわゆる「3密」を排除しにくい吉田トレーニングセンター「ビジョンよしだ」は引き続き閉館。燕市体育センターと分水総合体育館のトレーニングルーム、市内公共施設内の卓球場は当面、利用を中止する。

個人利用書
個人利用書

各施設は手指の除菌や換気などの感染防止対策を行っている。燕市体育センターでは利用者に対し、来館時に除菌液で手指を除菌、個人利用書に名前や緊急連絡先を記入してもらい、退館時にも手指を除菌してもらっている。

団体利用の場合はまとめて利用者を記入してもらう。万が一、同センターで感染者が発生した、あるいは感染者が同センターを利用したときに濃厚接触者を追跡できるように利用者を把握できるようにした。

入り口前に利用の手順を掲示
入り口前に利用の手順を掲示

入り口前にこうした利用の手順を書いた紙を掲示し、入り口を入った所に長テーブルを置き、職員を張り付けて素通りできないように手順を守ってもらっている。

初日1日はスポーツ教室も始まり、入り口で混雑が予想されたが、まだ再開が周知されていないのか、行列ができることもなく、混乱はなかった。同センターでは利用者に手間をかけるが、理解を求めている。


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