新潟県県央地域のサクラは4月4日、早いところではすでにほぼ満開になり、花見シーズンの到来だ。
県内を代表する花見スポット、弥彦村では弥彦駅前や駅前通りは五分咲きから七分咲きですでに見ごろ。巨木の多い弥彦公園は三分咲き五分咲きで、見ごろには少し早い。大駐車場は咲き始めから三分咲きていどで、見ごろはこれからだ。
4日は晴れ間が広がり、花見客が目立った。とはいえ新型コロナウイルスで外出を控えている人が多いからか、例年は最盛期になると祭りのようなにぎわいになるが、それと比べると半分もいない印象だった。
弥彦公園には例年通り露店も並ぶ。例年ならビニールシートを敷いての花見も多い。県内ではとくに花見と特定した自粛は求められてないが、東京で花見禁止の対策が行われたせいか、4日の弥彦ではビニールシートに座っての花見はまったく見られず、密閉はもちろん、密集、密接とも無縁だった。
また、4月3日にとなりの燕市で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたため、弥彦おもてなし広場の足湯と手湯が当面の間、休止になり、残念がる人もいた。
また、駅前と弥彦公園、ヤホールわき仮設駐車場周辺では、夜間ライトアップが行われている。
燕市内では、分水地区の分水駅付近で線路に沿って並ぶサクラ並木が三分咲きから五分咲き。ことしも分水地区で4月19日に行われる予定だった分水おいらん道中は新型コロナウイルスの影響で中止になった。分水駅のサクラ並木は、鉄路で分水おいらん道中に訪れる見物客を迎えてくれる。分水おいらん道中はなくなっても、ことしも見事な満開のサクラを見せてくれるはずだ。
燕地区では、燕消防署付近の中ノ口川左岸河川敷のサクラ並木は咲き始めから三分咲きで、4月6日からライトアップを行う計画のところ、一足早くすでにライドアップが始まっている。