新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令が予定されている7都府県からの来訪者に2週間の自宅待機を求めている新潟県三条市は4月7日、自宅待機が困難な人を支援しようと市内の2つの老舗ホテルに格安で長期間、宿泊できるプランの提供を始めた。
三条旅館ホテル組合とともに取り組むもので、税込みで7泊8日14,000円、14泊15日28,000円の2つのプランを用意。越前屋ホテルと三条ロイヤルホテルで利用できる。
1泊2,000円の計算になるが、それに対し三条市は1,500円をホテルに補てんする。利用できる客室は64室。越前屋ホテルは本館と別館があり、別館を専用にする。
三条市の国定勇人市長は6日、新型コロナウイルス感染症の対応について市民へのメッセージを発表。そのなかで就職、転勤、進学などでやむにやまれぬ場合に緊急事態宣言が発令された地域から三条市への来訪者に2週間の自宅待機を要請した。
緊急事態宣言が発令された地域から三条市への転入者には、転入届を出すときに2週間の自宅待機のお願いと発熱など感染が疑われるような症状がある場合の相談窓口の連絡先を記載した文書を転入手続の窓口で配布。あわせて厚生労働省が作成した感染症予防対策のパンフレットなども配布する。
長期宿泊プラン利用の予約は越前屋ホテル(電話:0256-32-6221、メール:e-hotel@echizenya-hotel.com)内の三条ホテル旅館組合へ。