燕市に地元企業が除菌消臭剤「CELA水」を寄付 (2020.4.9)

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農業機械を開発、販売する株式会社ホクエツ(浅野智行社長・新潟県燕市物流センター2)は4月7日、新型コロナウイルスの感染防止に役立ててもらえればと、地元燕市に除菌消臭剤「CELA(セラ)水」12L入りタンク50本を寄付した。

燕市に寄付したタンクに詰めたCELA水とホクエツの浅野社長
燕市に寄付したタンクに詰めたCELA水とホクエツの浅野社長

ホクエツはインフルエンザの流行をきっかけに、日用品や家庭用雑貨を販売する宅配トマト事業部で6年前からCELA水を扱っている。

次亜塩素酸と希塩酸を独自技術で希釈混合することで生成される弱酸性水。手指の除菌はもちろん、防かび剤やまな板の除菌、トレイやペットの消臭など安心して安全に使うことができるのが特徴だ。

インフルエンザに対する効果は実証されている。新型コロナウイルスに対する効果は実証されていないが、新型コロナウイルスはSARSやMERSと同じコロナウイルスと呼ばれるウイルスグループに属することから一定の効果が期待できる。

新型コロナウイルス感染症対策として消毒用エタノールが入手困難になっている。CELA水は同社で生成しており、いわば無尽蔵に供給できる。すでに市の施設でCELA水を使っているところもあるが、手指の消毒に困っている施設で使ってもらおうと寄付することにした。

しかしCELA水があっても専用の容器が入荷未定になっていて、出荷したくてもできなくなっているのが実情。しかし、キャンプ用の12Lのコック付きプラスチックタンクが入手できることがわかり、そこに詰めて寄付することにした。販売価格ベースで1本6千円から7千円くらいになる。

浅野社長は「こんなご時世でたまたま燕市に感染者が出た話もあり、少しでも市民の役に立てたらという思いだけ」と感染防止の一助になることを期待している。


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