新潟県燕市分水地区の大河津分水桜土手でサクラの花が見ごろを迎えた。ことしもアブラナの花と合わせて頭上には薄紅色、足元には黄色の花が春のハーモニーを奏でている。
新種目のハーフマラソンも追加されて初めて新潟県燕市分水地区の大河津分水さくら公園に会場を移して4月20日に開かれる「燕さくらマラソン大会」に文字通りを花を添えようと、この堤防の維持管理も行っている大河津建設株式会社(燕市分水あけぼの1)が種をまいて育てた。
4月8日にはサクラは五分咲きから満開目前になった。淡いピンクの花が揺れるサクラがが連なる桜土手で、足元にはアブラナの黄色の花が帯のように延び、鮮やかなコントラスを描く。土手下のさくら公園の植え込みにもアブラナの花が広がり、夕方になっても公園で遊ぶ子どもたちの元気な声が響いていた。
昨年はこの花の競演と青空の下で燕さくらマラソン、翌日に分水おいらん道中が開かれたが、ことしはいずれも新型コロナウイルス感染症の影響で中止に追い込まれたのは残念。それでも車で花見に訪れる人の目を楽しませてくれている。