帰省自粛の燕市出身学生の支援を全国に拡大 (2020.4.17)

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新潟県燕市への帰省を自粛して緊急事態が宣言された地域に住む学生を応援するために寄付でコメを調達し、市がマスクを添えて希望者に送付する取り組みを行っているが、緊急事態の対象地域が7都府県から全国に拡大されたのを受けて取り組みの対象も全国に拡大した。

帰省を自粛している燕市出身の学生に送付しているコメやマスク
帰省を自粛している燕市出身の学生に送付しているコメやマスク

首都圏で暮らす燕市出身の若者を応援する燕市の事業「東京つばめいと」のメンバーか、新たにメンバーに登録した人に燕市産のコシヒカリ5kgと市販の布製マスク1枚をセットで送付する。

帰省を自粛してとどまっている地元出身の学生を励まし、応援しようと市内の実業家が燕市に提案して始まった取り組み。コメの調達は寄付でまかない、マスクや送料は燕市が負担する。

17日午前8時現在で学生から297件の申し込みがあった。うち先に緊急事態宣言の対象となった7都府県以外からの申し込みが28件あった。対象地域外は石川県が11件と突出して多く、ほかに群馬県、宮城県、北海道、栃木県、秋田県などから申し込みがあった。それらについては保留していたが対象地域の拡大に伴って送付することにし、今度は全国を対象に引き続き申し込みを受け付ける。

一方、コメとマスクの送付に必要な費用に充てる寄付は、17日朝までに101万9千円となった。送付1件当たり約3,000円の費用がかかるので、現在はちょうど申し込み分をまかなえるだけの寄付が集まっていることになる。ただ、これから全国からの申し込みが増えればそれだけ費用もかかるので、引き続き寄付も呼びかけている。

コメとマスクを希望する人は燕市の応募フォームから住所や名前を入力して送信する必要がある。有志は学生との接点がないため、すでにある「東京つばめいと」の学生とのネットワークを生かして送付する。一方、この支援に充てる寄付を募集している。寄付の振込先は次の通り。問い合わせは公益財団法人つばめいと(電話:0256-64-8850、メール:info@tsubame-square.com)へ。

【募金振込先】

第四銀行 燕南支店 普通預金 5004624

口座名義:公益社団法人つばめいと 寄付金口(シャ、ツバメイト キフキングチ)

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