新潟県燕市分水地区のワンコイン500円から利用できる弁当や総菜をテークアウトや配達が可能な11店舗を紹介した新聞折り込み広告が4月19日、地元に配布された。
店頭で商品を引き渡すテークアウトだけが4店舗、テークアウトと配達の両方をする7店舗の11店舗の店名と電話番号、予約方法や利用可能日などを掲載している。
基本の利用時間は昼は11時半から、夕方は午後5時から。テークアウトは1個から配達は3個から。各店舗とも500円からのメニューを用意して価格に対する不安を取り除き、ワンコイン以外のメニューも予算に応じて用意している。
分水地区の分水飲食店組合(小越久美夫組合長)、分水鮮魚組合(山崎清一郎組合長)、分水商工会(高野文夫会長)の3団体が協働した。A3判の片面白黒印刷で4,500部を印刷して新聞折り込みで地元に配布した。
この企画の中心となって動いたのは、レストラン「オレンジ」を経営する平出伸さん(62)。分水飲食店組合や食品衛生協会の指導委員も努める。この2週間で店舗を回って掲載店をとりまとめた。以前からテークアウトに対応していた店もあるが、ほとんどは新型コロナウイルス感染症で客足が落ちたために始めたり、平出さんの呼びかけに応えて専用のメニューを用意したりした。
「食堂関係は客が少ないと食材の廃棄が多くなる。それならワンコインのお得感のあるものを出してほしいとお願いした。予約なので廃棄もなくなる」と平出さん。平出さんの店でも19日から20日の昼までに5件、20人分の注文があり、「好評なら第二弾、第三弾と続けて修正しながらよりよいものにしていきたい」と話しており、地域の人たちに利用を呼びかけている。掲載店は次の通り。
【テークアウトだけの店舗】
【配達もする店舗】