新潟県燕市の有志が寄付を募り、新型コロナウイルス感染拡大防止のため帰省を自粛して県外で暮らす燕市出身の学生にコメ5kgと布マスク1枚をプレゼントする取り組みが大きな注目を集めたが、その第2弾として今度は燕市のラーメン店が寄付する冷凍の背脂ラーメン2食分を発送する。
コメと布マスクのプレゼントは、コメを有志が寄付を募って購入、布マスクと送料は燕市が負担。燕市がもつ首都圏との学生とのネットワークも生かして行った。感染拡大防止のための自粛や制限で厳しい生活を強いられるなか、心温まる話題として全国ニュースにもなり、燕市へのふるさと納税の増加にも貢献していると言われるほど、燕市に対する評価を高めた。
当初は緊急事態宣言が発表された7都府県が対象で、発送を始めた4月13日までに約200人の申し込みがあったが、16日に緊急事態宣言の対象が全国に拡大されたのを受けて、プレゼントの対象も県外のすべての学生に拡大。23日までに461人が申し込んでいる。
一連の事業にかかる費用として23日までに事業所と個人を合わせて42件、約120万円の支援が寄せられている。
今回はすでに申し込んだ学生あてに背脂ラーメンを送ることと知らせるメールを送ってから発送するので、すでに申し込んだ学生はあらためて申し込まなくてもいい。まだ申し込んでいない学生もこれからも申し込めば発送する。問い合わせは企画財政部地域振興課交流推進係(電話:0256-77-8364)へ。また、支援については燕市宮町、つばめ産学協創スクエア(0256-64-8850)へ。