新潟県燕三条地域の名だたる工場を開放する「燕三条 工場の祭典」は、ことしは10月1日から4日まで開かれる予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で4月30日、中止が発表された。
毎年秋に開かれており、ことしは8年目となるはずだった。昨年は燕三条地域の90工場、11耕場、12購場の計113KOUBA(こうば)が参加し、国内はもとより海外からも来場者を呼び込んでいる。
主催の実行委員会(斉藤和也実行委員長)は、ことしは来場者や関係者の健康、安全面を考慮して開催の見送りを決めた。100を超す各参加KOUBAが「Stay Safe 生きろ、KOUBA」と題したポスターを工場の祭典のイメージのピンクのテープで斜め45度のストライプに張り、開催中止を発表。緊急事態宣言発令下の大型連休中の不要不急の外出自粛、安全の確保を呼びかけていく。
ものづくりを未来へとつないでいく前向きな姿勢、意気込みを喚起するメッセージを掲げ、発信する。