新型コロナウイルス感染症の流行で、外出を自粛している親子から家庭でDIYを楽しんでもらおうと、マサコー山口木工(山口柳一社長・新潟県三条市下保内)は4月30日、「木琴DIYキット」を発売し、 「コロナに負けるな!キャンペーン商品」として、先着30個は送料無料の税込み価格2,000円のステイホーム応援価格で販売している。
キットには、音板8枚、台座用角材2本、台座用板2枚、バチ頭2個、バチ棒2本、クッションテープ、紙ヤスリ、くぎ4本、木ねじ16本、説明書が入っている。
音板はブナ、ほかの木はスギ。ドから1オクターブ上のドまで、8音から成り、完成品は横30センチ、縦20センチ、高さ6センチの大きさになる。作る道具はプラスドライバー、定規、のこぎり、金づち、木工用ボンド、鉛筆などが必要で、インパクトドライバーや電動ドリル、作業台があればさらに便利だ。
音板はすべて同じ長さにしてあり、短くするほど音が高くなる。逆に裏に横に筋を入れると低くなり、自分でのこぎりで切るなどとして音程を合わせるところが難しくもありおもしろい。音板を取り付ける穴は開いている。親子で作るなら子どもは3歳以上、子どもだけで作るなら小学校4年以上を推奨している。
この木琴は、三条市内の有志の木工職人9人でつくるグループ「三条木創(きづく)り舎」がワークショップ用に作ったもの。同社の山口将門専務(37)が2歳の長男と一緒に作ったところ、「自分もそこそこ楽しかった。キットにして売ろうという話は前からあった」。
あらかじめ穴を開けるなどワークショップ用のキットより簡単に作れるようにした。「このキットが親子でDIYをするひとつのきっかけにもなれば」と子どもたちがものづくりに興味をもってくれることに期待している。
先着30個を売り切ったあとは税別、送料別で3,000円で販売する。問い合わせは同社(電話:0256-38-5662)へ。オンラインショップは次のリンクから。