新潟県加茂市が市内飲食店のテイクアウトや配達を応援するキャンペーンの協力に上越市のワイナリー、株式会社岩の原葡萄園(神田和明代表)が名乗りを上げ、ワインを提供。4月30日から各店の利用者にプレゼントしている。
加茂市はテイクアウトや配達、出前の取り扱いができる市内飲食店を市のホームページで紹介し、新型コロナウイルスの感染拡大で大きな影響を受けている飲食店を支援するキャンペーンを行っている。
その取り組みを知った岩の原葡葡萄園は、同社のスタンダードなワイン「善(ぜん)」のラベルに加茂市の花の「ユキツバキ」。上越市の花は「ツバキ」。こうした縁で上越市のワインと食事の相性を楽しみ、食卓に笑顔を届けたいと寄付の申し出を受けて実現した。
30日時点で加茂市のキャンペーンに登録しているのは18店舗。そのうち13店舗が岩の原ワインプレゼントに参加することに。岩の原ワインは「善 ロゼ 360ml」の試供品を1店舗に1ダース、12本ずつ提供。多くの店舗が5,000円以上の注文でワイン1本をプレゼントしており、店舗ごとにワインがなくなりしだいプレゼントを終了する。
イタリアンレストランの「サントピアット」では、5,000円以上のテークアウトの注文でワイン1本をプレゼントする。テイクアウトは前日までに予約(電話・ファクス:0256-53-6680)が必要。5月1日からランチ営業だけ始めるが、4月初旬からはテイクアウトだけで営業してきた。
店主の桑原宗紀さんはワインの提供について「店としてはうれしいこと。加茂市を意識してもらうきっかけにもなれば」と話している。