新潟県三条市内に3つある道の駅は、「燕三条地場産センター」を除き「漢学の里しただ」と「庭園の郷 保内」は生活必需品を扱っているということで、大型連休中も営業を継続している。
三条市の山手の下田地区にある「漢学の里しただ」(三条市庭月)では、5月5日までの大型連休中の売り上げは前年比約2割減で「許容範囲」と言う。
店頭には県外居住者の利用を禁止する掲示を行っている。5日は青空が広がって朝から大勢の来店者があったが、さすがに県外ナンバーはほとんど見られず、県外客分の売り上げが減っているような印象だ。それでも来店客で店内がにぎわい始めると入場制限を行って3密にならないようにしている。
もちろん、レジ前には飛沫防止シートも設置するなど感染防止対策を設置し、経費削減のために3月に導入したばかりのセルフレジも店員と客が現金の受け渡しをする必要がなくなり、結果的に感染防止に貢献している。
暖冬でことしの春の自然は前倒しだった。大型連休中には山菜が終わっているのではと心配されたが、4月の低温で返って例年より遅いくらいに。フキノトウ、ウルイ、タラの芽、ヤマタケノコ、トリアシ、コゴミなどがふんだんにそろっている。
少しでも質のいい山菜を手に入れようと大型連休中は毎朝、午前9時の開店前から10人前後が訪れると言う。また、となりの農家レストラン「悟空」では、天丼600円、カレー500円、ひこぜん600円、手打ちそば2人前1,000円などテイクアウトの販売も行っている。問い合わせは「漢学の里しただ」(電話:0256-47-2230)、テイクアウトは「悟空」(電話:0256-47-2488)。