新潟県三条市は5月6日、新型コロナウイルス感染症の対応方針の見直しを発表した。臨時休校している市内小中学校と義務教育学校を週明けの11日(月)から給食後下校で再開し、18日(月)から通常授業に。11日からイベント実施は限定的に可能で施設利用は一部を除いて再開する。
政府が緊急事態宣言を5月31日までに延長し、新潟県が新たな緊急事態措置を明らかにしたのに伴って三条市も対応方針を見直した。
市内小中学校と義務教育学校は4月22日から5月6日まで休校としていたが、5月2日になって10日までに延長していた。11日に再開は予定通りだが、15日(金)までは給食後下校とし、学校生活のリズムを整え、必要に応じて教育相談を実施する助走期間とし、翌週18日(月)から通常授業となる。
イベント実施は10日まではすべて中止か延期。それ以降で中止か延期するイベントの条件は、大規模イベント、3密が回避ができないもの、屋内で50人以上が集まるもの、特定警戒都道府県と新潟県を除く特定都道府県に住む人が来場するもの。
施設利用は、7日から10日までは、生活の維持のために必要な施設を除くすべての施設の利用を中止し、5月11日から5月20日までは屋内運動施設屋内運動を目的とした一部施設の利用を中止する。
具体的に11日以降20日まで利用できないのは、厚生福祉会館の体育館。総合福祉センターの多目的ホール(運動目的の利用)と集会室。体育文化会館のアリーナ、マルチルーム1(運動目的の利用)、マルチルーム2、マルチスタジオ、多目的練習場、ネット遊具・クライミングウォール、トレーニングルーム、ランニング走路。市民プール。そしてグリーンスポーツセンターの体育館。
市内飲食店を応援する「#三条エール飯」プロジェクトは、「#三条エール飯プラス」にバージョンアップ。6日までの予定だった三条市体育文化会館での市内飲食店が作る弁当の販売は10日まで延長する。
「#三条エール飯@ウチ」で各店舗の弁当などの販売をSNSで応援、「#三条エール飯@ソト」で三条市が示す基準に協力する店舗の駐車場などを活用した屋外の新たな飲食空間を認証しSNSでその空間の利用イメージなどを発信、「#三条エール飯@ミセ」で三条市が示す基準に協力する店舗を認証しSNSでその店舗の利用イメージなどを発信する。
新たな取り組みで、首都圏などと県外との人の往来状況を「見える化」するため、JR燕三条駅の新幹線乗降者数を独自に調査し、7日から31日まで毎日、市のホームページで公表する。
特定警戒都道府県から三条市に転入する人を対象としてきた官民一体宿泊プランは、7日以降は、転入する人との同居に不安がある家族に対象者を変更し、31日まで継続する。