5月6日までだった緊急事態宣言が月末までに延長され、新潟県が県民への自粛要請の見直しなどを発表したのに伴って7日、燕市は11日から段階的に公共施設や小中学校の再開を決めた。
基本方針は、県の休業要請対象の施設は、31日まで閉館を継続。対象外の施設は感染防止対策を講じて11日から段階的に開館するが、3密が回避できない場合は、一時的に入場を制限する。
貸館は利用条件を定めた。利用は燕市民に限ること、3密の回避やマスク着用など感染防止対策を徹底すること、同時に施設利用できる人数を最大50人までとすること、利用者名簿を提出することが条件になる。
小中学校は11日から17日まで各学校で分散登校を実施。18日から午前授業を原則に学校での学習活動を再開し、給食の提供を再開。25日からは大きな環境変化がなければ通常の学習活動を行う。
幼稚園は11日から給食なしの午前授業で学習活動を再開。18日から通常の学習活動で給食の提供を再開する。施設ごとの対応と鈴木力市長が発表したメッセージは次の通り。
5月11日から開館
5月12日から開館
5月17日から開館
引き続き5月31日まで閉館
緊急事態宣言期間延長に伴う市長メッセージ
市民の皆様へ
国が5月4日に緊急事態宣言の期間延長を決定し、これを受けて5月5日に新潟県が県民への自粛要請の見直し等について発表しました。
これに伴い、燕市は別記のとおり5月11日から段階的に公共施設や小中学校を再開していきます。
この措置は、感染防止の取り組みを「ゆるめる」ものではなく、政府の専門家会議の提言にあるように、「新しい生活様式」を日常生活に取り入れて感染防止に長期的に取り組み、市民生活と経済活動を両立させていこうというものです。
市民の皆様におかれましては、3つの密(密閉・密集・密接)を避ける、外出におけるマスクの着用、毎朝の検温と小まめな手洗いの実施、人と人との間隔を確保する、多人数での会食や懇親会を控えるなど「新しい生活様式」による感染防止に取り組むとともに、引き続き緊急事態宣言が解除されるまでは、不要不急の県外への移動、接待を伴う飲食店等への外出を自粛するようお願いいたします。
なお、やむを得ず感染が拡大している地域からご家族やご友人などが市内に移動される際は、次のことをお伝えください。
燕市では4月24日に新型コロナウイルス感染症緊急対策「フェニックス11(イレブン)」を開始しました。引き続き市民の皆様の命と健康を守るとともに、市民生活と地域経済への影響を最小限に抑えるため、全力で取り組んでまいります。一丸となって、この難局を乗り越えましょう。
令和2年5月7日
燕市長 鈴木 力