新潟県加茂市の春の風物詩「加茂川鯉のぼり」が新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止になったが、楽しみにしていた人たちの期待に少しでも応えようと、加茂市は過去に撮影した加茂川鯉のぼりの写真を募集し、ホームページで公開する「加茂川鯉のぼりWEBフォトコンテスト」を開いている。
加茂川鯉のぼりは毎年5月5日の「こどもの日」を含む大型連休に、市内を流れる加茂川の上空に約500匹のこいのぼりが泳がせる。大型連休中の県内の人気行楽スポットとして市内外から大勢の見物客を集めてにぎわっている。
これまで30年間、欠かさず続いてきたが今回、初めて中止。原点である「加茂市を少しでも元気にしたい」という理念からせめてもとウェブ上でフォトコンテストを開くことにした。主催団体の「加茂川に鯉のぼりを泳がせる会」(茂野栄一会長)がフォトコンテストを主催。4月24日から5月10日まで写真を募集し、ホームページで公開。5月7日までに47点の写真を公開している。
応募は1人5点以内で5MB以内のJPEGファイルで応募し、加工した写真でも構わない。Googleアカウントが必要で、Googleフォームでアップロードして応募する。参加費無料。
応募作品は賞品などはないが、市長賞、クリエイト賞、加茂川鯉のぼり賞の優秀賞3点を決め、16日に「加茂川に鯉のぼりを泳がせる会」の公式ホームページと動画配信で結果を発表する。問い合わせは「加茂川に鯉のぼりを泳がせる会」の担当、永山さん(メール:kamogawakoinobori@gmail.com)へ。