新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けて新潟県と県内30市町村は5月8日、緊急共同宣言を出し、「ふるさと新潟をともに守る」決意を示した。
花角英世知事と市長会長の久住時男見附市長、町村会副会長の品田宏夫刈羽村長が発表した。花角知事は「新しい生活様式の実践を前提として徐々に社会、経済活動との両立を図っていく段階に歩みを進めてまいりたい」とし、3人で声を合わせて「県民の皆さん、この厳しい状況をともに乗り越えてまいりましょう」と協力を求めた。緊急共同宣言の概要は次の通り。
県・30市町村緊急共同宣言
〜ふるさと新潟をともに守る〜
新型コロナ感染症の収束まで長期化が見込まれています。
住民生活を守り抜く責務を有する我々自治体は、その決意を示し、以下のとおり取り組むことを共同で宣言します。
1 「新しい生活様式」の実践・県境をまたぐ往来の自粛等を徹底します
◆大切な人を守るため、「新しい生活様式」を呼びかけます。
2 事業者や生活者支援策を丁寧に周知し、迅速に実施します
◆各種支援策を周知し、迅速な実施に努めます。
3 医療提供体制を充実するとともに専門家会議を設置します
◆発熱外来・PCRセンター等の体制を充実します。
◆専門家による客観的な情報提供を充実します。
4 医療関係者等に感謝するとともに人権に配慮します
◆最前線で働くすべての方々に心より感謝します。
◆感染者・医療関係者等への人権侵害は許されません。